[3月の発表者]

大瀬克博さん 演題 「日本最長の大名家・九州相良藩」

わが故郷 人吉球磨の歴史
私の生まれ故郷は熊本県南部の人吉球磨地方です。この地は文化庁が平成27年度に創設した日本遺産の初年度認定に「相良700年が生んだ保守と進取の文化~日本で最も豊かな隠れ里」として選ばれました。また、昨年5月に中国上海のメディア東方ネットが発表した「日本で見る価値のある10大スポット」に富士山、清水寺などの名所に混じって人吉が入っています。知名度の低い人吉球磨の歴史を知っていただければ有難いと思います。

斎木敏夫さん 演題「飛鳥、白鳳時代の斑鳩の里」

古代寺院の疑問を紐解く
今まで仏像主体に10年以上お話してきましたが3月の例会案内でもお知らせしました通り、これからはお寺を取り巻く地域についてお話します。今回は藤ノ木古墳や創建法隆寺、現在の法隆寺、中宮寺、法起寺、法輪寺についてです。古代のことは何が正しいかよくわからないことが多いのですが以下のことについて疑問を持ちました。
藤ノ木古墳の埋葬者はだれか
592年 崇峻天皇の真の暗殺者はだれか
607年 創建法隆寺の設立理由
643年 山背大兄皇子殺害の真犯人はだれか。
670年に創建法隆寺は焼失、それ以前に現在の法隆寺を創建した人はだれか
飛鳥時代に造られた釈迦三尊像、救世観音像がなぜ焼けずに残っているのか。
以上のことについて諸説を参考にして自分なりに推測し、お話ししたいと思っています。

清水 漠さん 演題「戦国武田氏三代目・」―その生涯・器量 そして「勝頼伝説」―

武田滅亡の責任は勝頼が負うものなのか
・武田勝頼については、戦国時代を代表する国を築いた信玄・武田家を滅亡させた武将として、一般的に評価されていない。
・同時代の頃は、有能な武将とみられていたが、近世以降 評価は暗転し、現在に至っている。武田家滅亡の要因を、勝頼の個人的資質にすべて帰してよいか否か、考えてみたい。
・今発表は、その始まりです。

 

*発表内容の要点は「横歴例会のご案内」をご覧ください。