[令和4年度総会・新春講演会開催]


言水(ごんすい)/江戸前期の俳人。別号紫藤軒。奈良の人延宝年間、江戸へ出て談林俳諧の全盛期に芭蕉らと交流し活発な撰集活動を展開、先駆的俳人に数えられる。京都に在住し、大和、北陸、山陰から九州まで俳壇勢力を伸ばして元禄俳壇の重鎮の一人と仰がれた。編著『東日記』『新撰都曲(みやこぶり)』『初心もと柏(がしわ)』等。
*和田の原(わたのはら=大海原)

令和4年創立40周年記念行事 第一弾新春講演会が開催
今年一年楽しく実りある年にしましょう

1月8日土曜日、横浜市技能文化会館。新年早々の積雪と新型コロナオミクロン株の感染者急拡大により大幅な参加者欠場が危ぶまれましたが、総会成立の条件を満たす員数に達し無事開催の運びとなりました。
昨年は年度末からのコロナの爆発的感染拡大により大多数の委任による総会が成立という異例の事態なりましたが、本年度は72名の参加者がありコロナ禍での例会としてはまずまずの員数で執行部ではほっと胸をなでおろすことができました。

前日の雪は消えて晴天の大通公園

今年は創立40周年の節目の年、会の先人が築き上げてきた伝統を守り、次なる時代へ多くの人々に愛される会として継承していかなければなりません。今後計画されている例会・行事はコロナ禍のさまざまな制約の中で実施しなければなりません。会では引き続き会員の皆様に喜んでいただけることを第一に計画実行してまいります。しかし例会並びに行事へのご参加は誰にも強制されるものではありません。勇気を持った自己の判断でご参加いただければ幸いです。
参加者72名(会員70名、新入会員1名、ゲスト1名)

新入会員

西村恒己さん
45年ぶりに東京から川崎に引っ越して参りました。会社時代の仕事仲間で飲み仲間・ゴルフ仲間である熊本さんから名刺をもらい12月にゲストとして拝聴させてもらいました。発表のクオリティーが高すぎて躊躇していたが、名刺の裏にもあったゆるキャラのヒヨッコちゃんを見て、ヒヨッコを歓迎しているのだと思い入会を決めました。年取ったヒヨッコですが色々勉強させてもらいます。どうぞよろしくお願い致します。
 

 

 

会長挨拶

昨年度末から新型コロナオミクロン株の急拡大という事態が起きてしまいました。村島事務局長からの説明にもありましたが、当会としてこれまで感染リスクの少ない会場を選びながら開催をおこなってきました。まだまだ安心できませんが、いたずらに恐れることなく、正しく恐れてしっかりとした感染対策をとって行っていきたいと思います。
さて今年は創立40周年記念の年になります。現会員150名で先輩方の努力によって培われた伝統を守りながら、記念行事を展開していきたいと思います。
この後、記念行事も含めた今年度の議題を審議していきますので、よろしくお願いいたします。なお本日は、新春講演としまして学習院大学東洋文化研究所の植田先生のご講演を行っていただきます。

令和4年度総会

〇定期総会              (午後1時10分~2時10分)
(司会)事務局長  村島 秀次

 

 

 

 

 

1. 資格確認                 副会長   高尾  隆
2. 開会のことば               常任理事  藤盛 詔子
3. 会長挨拶                 会  長  木村 髙久
4. 議  題
(1)第1号議案 令和3年度 総括
及び今年度の展望
  会  長  木村 髙久
(2)第2号議案 令和3年度  活動報告    事務局長  村島 秀次
(3)第3号議案 令和3年度  収支決算報告  会  計  石井 昭徳

収支決算報告/会計・石井昭徳

●ポイント…延べ半年に当たる例会中止による例会費の半減と大型会場での例会開催による例会経費の増大のため令和3年度の収支は赤字となる。

同 監査報告     監  事  中澤 静雄

 

 

(4)第4号議案 創立四十周年記念行事     会  長  木村 髙久

(5)第5号議案 会報誌の発行         常任理事  高島  治

編集委員・高島常任理事

(6)第6号議案 令和4年度  活動計画    事務局長  村島 秀次
(7)第7号議案 令和4年度  収支予算    会  計  石井 昭徳
(8)第8号議案 役員人事異動        会  長  木村 髙久

 

 

 

●新任

事務局次長 橋本 誠 理事 高田 茂  理事 牛山真弓

橋本新事務局次長

高田新理事

牛山新理事

(9)報告事項  令和3年度 会員表彰     会  長  木村 髙久
5. 閉会のことば               名誉会長  加藤 導男
●ポイント…横歴の過去30年の歩みを共にしてこられた加藤氏からの言葉は、当会会員の不文律として守って欲しい会員の心得-会報や発表者のレジュメなどの作文についてです。アマチュアのサークルであってもその文章は本人のオリジナルであること、他人の著作をそのまま引用することなく、参考にした資料名を付記し、自分で咀嚼し、考えをまとめて表現するよう常に心して欲しいとのことでした。

創立40周年記念行事第一弾 新春講演会

(午後2時30分~4時00分)
〇演題・・・「白村江の戦いから羅唐戦争へ」
〇講師・・・植田 喜兵成智(きへいなりちか)先生
学習院大学東洋文化研究所助教

横歴には多くの古代史ファンがいる。演題の「白村江の戦い」は日本の国のあけぼのと言える頃のことで、海外との関りがあった事件として聞き逃すことのできない話である。そうしたことからも植田氏の講演を楽しみに来た方が多かったのではないだろうか?
ところが7世紀の東アジアのこの戦いに我が国の出征がどのように影響したのか興味を持って臨んだ向きには期待外れであったかもしれない。
講師の言葉にあるように日本史にとってエポックではあるが、当時の東アジアにとっては一局所的な事件でしかないということである。なるほど大国唐からすると百済の加勢といっても倭国など脅威に感じる程もなく歯牙にもかけない相手だったのだろうか。
しかし学ぶべきことはたくさんあった。当時の東アジア状況は建国したての唐にとって広い国土の統一には北方、西方を固め、朝鮮半島も安定させなければならない。その朝鮮半島は高句麗・新羅・百済の三国による抗争が起きていた。
俯瞰的に見ると、極地闘争を大国がにらみを利かせる状況に小国日本が口を挟む場合ではないことが明白である。結果、日本は以後の情勢を左右するような関わり方をしなくて良かったのかもしれない。(結果負けてよかった?:百済と共に敗北、撤退)
羅唐戦争の結果、新羅が朝鮮を統一し、新羅・唐の関係が回復した後、日本は新羅から律令などの影響を受けることになる。日本の歴史年表に大々的に記される「白村江の戦い」も世界史視点で捉えないといけないことを教えられる講義だった。

40周年記念行事がスタートしました。会員みなさんの大いなる参加と行動で成功へ導きましょう!

「40年後の仲間へ」伝えるメッセージなど「会員アンケート」をお願いいたします。
年頭より会員のみなさんの動静や在籍の思いを記していただくアンケートを募っています。45文字メッセージは記念誌に会員全員の声として掲載、またその他のお答えは周年記念ビデオにも活用させていただきます。みなさんの横歴在籍中の貴重な思い出になると思います。ぜひご協力をお願いいたします。
回答締切日令和4年3月7日例会日 提出先:所属班長まで
*2月の例会日からも受け取りをいたします。

今後の予定

2月例会 2月6日(日)関内小ホール

旅行委員・清水常任理事

3月例会 3月7日(月)関内小ホール
4月例会 4月10日(日)関内小ホール
春の歴史散歩 4月24日(日)*散策地3月発表
5月例会 5月8日(日)関内小ホール
40周年記念歴史ツアー「“ゆくさ・おじゃったもんせ.よかとこ かごんまへ!!” 5月25日(水)~27日(金)

6月例会 6月4日(土)関内小ホール