速報「新緑の甲州路に武田氏三代ゆかりの地を訪ねる旅」を終えて

5月15(月)天気予報はあいにくの雨。熊本会長が挨拶の中で雨乞い?ならぬチチンプイ!で雨退散のおまじない。これが効いたのか、小雨はあったものの本降りにはならず。高尾さん制作のガイド本に目を通し(車中でも車窓からのガイド協力)、バスの中では事前にお願いしていた会員の方々が講師となり、事前学習。(丸山・高田・平・宮下・外岡・武田・長田・遠田各会員による「敬称略」)
まずは釈迦堂遺跡博物館へ。一瀬学芸員による説明の後、自由見学。釈迦堂遺跡は縄文中期の土偶や土器の出土品が多い、日本で2番目の出土品数だが、出土密度でいったらトップ?かわいらしい様々な形態の土偶、水煙文土器、美しいヒスイや黒曜石に出会えた。

信玄館での昼食後、信玄像の前で写真撮影、2年前に金色に化粧直しされていた。因みに4年前の信玄像は鉛色。皆さんのお好みはどちらでしょうか。
続けて信玄の菩提寺である恵林寺へ。鶯の廊下をキュッキュッと鳴かせ、信玄の姿を写した像であるとする武田不動尊と称される不動明王坐像を拝観。胎内巡りで真っ暗な中を手探りで恐る恐る進む。枯山水や美しい庭園を見て一行はバスに。
次は武田神社へ。ミュージアムで説明を受け、動画・展示物を鑑賞後、武田神社と武田氏居館の遺構など見学する。やはり事前学習があってよかった。知識と実際に見ての確認が必要だと改めて感じる。
ホテルに到着後、各自温泉や買い物など自由に過ごしてから宴会場へ。歓談中にサプライズで平さんに誕生プレゼントが、「ハッピイバースデー!」
16日(火)昨日とは一転して快晴。前日の二次会(カラオケ)で声が枯れている方もチラホラ。
朝一番で諏訪大社下社秋宮へ。樹齢800年の寝入りの杉が出迎えてくれる。重さが一トンあるという神楽殿の大注連縄と日本一大きい青銅製の狛犬、国の重要文化財である幣拝殿の彫刻の見事さは素晴らしい。遠田さんに教えてもらった名物の塩羊羹を多くの人が購入。次の高島城では天守閣から富士山が微かに見える。続いて諏訪大社上社本宮、神楽殿の大太鼓は見ごたえあり、手水屋の龍の口からは熱湯(温泉)が出ている。勅願殿の奥には守屋山が荘厳に構えている。静寂さと神秘さに圧倒される。
さて信玄堤では河原に置かれた「聖牛」を見学、水の流れを弱めるためのものだが、この形をよく考えたものだ。今も昔も洪水被害には苦しめられる。
そして大善寺(ぶどう寺)大きな薬師堂、5年に一度しか拝観できない秘仏だが今年の十月に御開帳との事、説明後、堂内を見学。屋根は見事な檜皮葺で維持管理は大変そうだ。最後の景徳院では勝頼の墓所を見学、荒れ果てたイメージで勝頼最後のものの哀れを感じた。
帰路のバスの中ではクイズ大会が始まり、女性パワーに圧倒された。女性陣恐るべし!全員参加のビンゴでは複数の人が景品を受け取り、武中さんの頑張りで大いに盛り上がった。最後は瀬谷さんのハーモニカ演奏(第九喜びの歌)で締めくくった。両日とも予定通りに進むことができ、病気・ケガや迷う人も無く、無事終えることができた。旅行中、会員同士で協力し合い、助け合う場面が何度も見受けられた。横歴会員の互いを思い合う心に深く感動。楽しく思い出に残るバスツアーとなった。
佐藤・武中両幹事、大変お疲れ様でした。しかし2日目はよく歩いたな~。