[横歴通信2月]01.23更新

★2月発表者コメント
★新役員ご紹介
★訃報

2月例会 今年も会員による熱い研究発表が始まります

2月6日(水)午後1時00~4時50分。横浜開港記念会館で行います。
*一度例会に参加してみたいという方は本HP上「入会案内」➜「入会申込」の欄より申し込みください。

発表にあたり ●2月発表者のことば●

長尾 正和さん  演題「 大江広元と息子たち・一族の盛衰 」

歴史研究が日々の暮らしの中心に
 若いときはいろいろな趣味の中の一つに過ぎなかったのですが、会社を卒業し、自分の家の歴史についての本をまとめ。横歴の活動に参加させていただいているうちに、「歴史研究(道楽としての)」がすっかりその中心になってしまいました。同好仲間とのお付き合いも含めてです。
主な関心は日本のそれぞれの時代の始まりにかかわる出来事で、これまでお話させていただいたのは、わが国の古代国家形成史がらみ3回、家康の幕府創立と初期徳川家関連2回、ですが、今回は鎌倉幕府、室町幕府創立・体制確立に関係するお題とさせていただきました。

蛭田 喬樹さん  演題「 日本は九州出身? 」

「古代史は面白い」
 古代史は、素人に残されているただ一つの場で、あとは歴史の専門家の世界だとは「歴研」吉成主幹の言です。
『日本書紀』に取り組んで10数年になりますが、編者は「史実」を知りながら「想像」で作ったことが見えてきました。『日本書紀』に載っている卑弥呼の遣使は史実ですが、これを『日本書紀』に載せたのは編者の「想像」です。これを解読するには大分時間がかかりました。でもできた時のうれしさは格別です。
「古代史は勝手なことを言えるから」という人もありますが、「想像」で作ったものを「想像」することはできません。史実がわからなくなってしまいます。一緒に苦しみ、喜んでいただける方が欲しいと思っているのですが…。

堀江 洋之さん  演題「伝説に満ちた陰陽師(オンミョウジ)阿倍清明の生涯」

「陰陽師安倍清明は科学の世界」
 今日のように歴史研究に傾倒する以前の私は、物性物理学を学び半導体の開発発展に半生を費やしてきました。理工系の人間は世の中の不思議発見に没頭するあまり、オーム事件の科学者たちのように自身の生き方まで間違えてしまうような所があります。そうした我々の世界で磁気とは「もののけ」と呼ぶように、今回発表する安倍清明の世界も摩訶不思議な科学の世界に対峙しているように思えます。
そこで陰陽師の世界を科学的視点で捉えてみたいと考えました。
いつも私の発表の際、資料が細かくて後ろの方から見にくいとの声がございましたので、今回はその点を工夫して臨みますのでご期待ください。

*発表の詳しい概要は「例会のご案内」をご覧ください。」

新しく役員に就任しました。
班長として会の運営や会員のみなさんの
お役にたてるよう頑張ります。
よろしく!!!

 

石井昭徳
*前・三觜班を引き継ぎます。(班補佐:三觜行雄)
●出身地は福岡県生まれの山口県育ち
●趣味は将棋、趣く所は信長の野望
●座右の銘(または信条)は一期一会
●抱負は皆様と一緒に会を盛り上げていけたら、と思います。

雨宮美千代
*前・佐藤(好子)班を引き継ぎます。
●出身は神奈川県横浜市の鶴見産です。
●趣味は御朱印(帳)集め。狛犬の写真撮影。街中・里山ウォーキング。博物館・美術館巡り等。
●座右の銘(または信条)は「生涯現役」-これは別に仕事をということではなく、前向きに何かに一生懸命向き合って生きていきたいということです。さすれば常に新しい発見があると信じています。
●抱負は全くの新人ですが、誠実に務めを果たしていきたいと思います。楽しみながら自分の糧にできるように、就任を機に積極的に歴史について学んでいこうと思っています。

北村邦明
前・宮下班を引き継ぎます。(班補佐:宮下元)
●出身は東京都です。結婚してから横浜に来たので、もう40年以上になります。
●趣味・特技はコントラクトブリッジです。しかし、この2年は、仕事が多忙のためお休みしていますが、落ち着いたら再開しようと思っています。
●座右の銘(または信条)は継続は力なり。歴史の勉強も始めたばかりで、皆様に発表するのも底が浅くて恥ずかしい限りですが、継続して行けば何かが得られるものと思って頑張っています。
●抱負は右も左もわからないので、まずは先輩諸氏を見習って覚えてゆきます。会員の方に喜んでいただけるように、及ばずながら支援させていただきます。

佐藤猛夫
*前・山口班を引き継ぎます。
●出身は静岡県(静岡市清水区)
●趣味は油絵、旅行
●信条は健康第一
●抱負は不慣れですが皆様のお役に立てればと思っております。よろしくお願いいたします。

訃報

1月13日当会永年会員の川尻悦三氏が亡くなられました。享年94歳でした。最近まで御高齢にもかかわらず例会に参加され、また歴史散歩にも加わられるなど、多くの会員の励みとなる存在でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。