[横歴通信3月]例会開催

三渓園の旧燈明寺三重塔(大正三年京都木津川から移築)と白梅(高島氏撮影)

3月の例会参加者は86名(会員74名、新会員1名、ゲスト11名)でした。例会後の懇親会も40名の参加があり、沼津からお越し頂いたゲストの市川学芸員もご参加され、多くの会員さんと交流されました。感想をお聞きしたところ、自分にはない視点での話が色々聞けて楽しかったとのことです。本日入会された江泉さんも初参加で、いろいろな方と会話が弾んでいたようでした。

新入会員

江泉 良幸(エズミ ヨシユキ)さん【武中班】
高校時代から歴史に興味を持ち、在職中は関西出張の折に京都や奈良の寺社をよく訪ね歩きました。司馬遼太郎を読んだりしましたが、歴史をちゃんと勉強したことはなく、いろいろな方のお話を聴くことを楽しみにしています。
(会の印象)発表者のレベルが高く勉強になります。又 雰囲気も良いですね。
 

 

 

【熊本会長】

4月14日(日)に春の歴史散歩で鎌倉を巡ります。平坦なコースですので是非、多くの方の参加をお待ちしています。また5月19日(日)から一泊二日の静岡へのバス旅行があります。定員45名ですので早めのお申し込みをお願いします。総会でも触れましたが古文書とパワーポイントの勉強会を企画していますので興味のある方は一緒に学びましょう!
 

 

訃報

当会会員の安藤綾信氏が1月にご逝去されました。(享年92歳)
昭和58年の当会設立年にご入会された最古参の会員さんでした。例会には参加できなくても会報誌を読むのが楽しみであったとのこと。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 

 

大瀬克博氏・・・・演題「社会貢献に生きた企業人・米山梅吉」
ご友人と米山梅吉記念館に行き、予定していた発表テーマから急遽変更。記念館の市川学芸員もゲストで参加されました。年間4千人の来館者があり「郷土の偉人」ということで小学生が記念館にやって来るそうです。来館者が一日100人の時もあると聞いてビックリ!です。
*教えていただいた「serendipity」私が終末にこの会に出会えたのもこの言葉ですね。今日もまた一ついい気分で家路につけます。
*この方を知らなかったが昔の方は素晴らしい。今の私たちは個人に対してのこと、自分達のことだけという感じだが、この時代の方たちは公に対する向き合い方が素晴らしいし、思いが大きい。このことを思い知らさせてもらえてよかった。
*初めてこの人のことを知った。自分は興味のあることは調べるが本などを調べて終わりだ。驚いたのは発表者が知らないことをいろいろ勉強して自分で足を運んでいろいろ知るということだ。こういう姿勢が本当に大事なことだと改めて勉強させられた。

 

 
瀬谷俊二郎氏・・・演題「大日本帝国の崩壊 Part2」
いつもニコニとお元気な、でも経済関係に関しては凄腕の瀬谷さん。チョコレートがお好きなのでしょうか、いつも大袋をお持ちで女性の方に差し上げてとおすそ分けしてくれます。転居されて少し遠くになりましたが頑張って参加されてます。バス旅行もご一緒しましょう。
*現在もウクライナとロシアのように世界のあちらこちらで争いがおきている。だからこそこういう過去の戦争の話を聞いておかなければならない。反省してそれを生かしていかなければと。多くの方に聞いてほしい。今日はぜひ聞いておかなければと思って来ました。
*自分もまったく同時代に生きてきた。玉音放送も聞いた。大変な時代でした。
*話を聴きながら前会報の吉田茂の投稿を思い出していました。我昭和が本当に歴史になったのだとの思いを強くします。

 

 
槙 良生氏・・・・演題「信念の外交官 杉原千畝」
神奈川歴研でも活躍中の槙さんは、皆さんの感想にもあるように一般にはあまり知られていない話まで調べて教えてくれます。「人」について語るときは必ずその方のお墓に行って「よろしくお願いします・ありがとうございます」のご挨拶をされるそうです。なかなかできないことです。
*面白かったのは情報が活かせなかったという話。以前NHKの太平洋戦争のドキュメントシリーズを視た、30年前の日本と今起きていることが重なった。愚かなことだと思います。
*命のビザのことはよく知っているつもりでしたが杉浦千畝の前半生や現地での情報収集活動等、初めて知ることが多かったです。
*「命のビザ」の話ばかり知られていますが、そこに到る事情や戦争が回避できたかもしれなかったという話など大変有意義な講話でした。いつもながらのわかりやすい構成の発表ありがとうございました。
*いつもながら、落ち着いて説得力のある発表でした。杉原氏に深く迫るとともに、諜報活動で得た情報が生かされていたら、太平洋戦争は回避できたのではないか、などと深く考えさせられる内容でした。

 

 

役員紹介

普段は現役でお仕事をされながら役員を引き受けて頑張ってくれているお二方の紹介です。会員の皆様と接する機会はあまり多くありませんが運営における重要な役割を果たしています。

石井昭徳会計
出張の多い仕事をバリバリとこなしながら年2回の会計決算を正確に行い、厳しく予算管理をしています。年会費やイベント会費の徴収や以前のお茶菓子の手配を始め、二次会での予約、注文、時には配膳までこなすつわものです。経費の請求があれば領収証をチェックして即支払い、といつも神経を使う業務です。イギリスに4年間滞在されていたので電車の英語の案内放送もすべてわかって当たり前、正しい日本語を使いましょうというインテリ。過去に激辛を食べすぎて、現在は辛子などの刺激物は身体が一切受け付けないという残念な体質になってしまいました。お城好きだそうですが古文書の勉強などもすぐに「やりた~い」と言い出す好奇心旺盛な人物です。
 
 
牛山真弓理事
例会やイベントの開催日に合わせて仕事のシフトを調整されています。直接会員の方へアプローチをする役目ではありませんが、事務のスペシャリストとして迅速・正確に業務を行っています。現在は名簿を担当していて、毎月の入退会者の管理や連絡、班長さんへの手配と目に見えない部分の忙しい役どころで動いています。個人情報については特に厳しく、細心の注意を払っています。面倒見の良さとしっかり者(たまにフワ~としている時もあり)なので、新入会員さんのお世話も任されています。司馬遼太郎や塩野七生を愛読、寸暇を惜しんで日帰りで奈良や京都を徘徊します。博物館めぐりや史跡や遺跡巡り、美術館と教養を養いながら忙しく充実した日々を過ごされています。今はお孫さんに夢中のようです。
 

 
★例会前の役員会に会員の大岩さんがウクレレにて会歌を披露。ぜひ次回は皆さんの前でお願いします。
 

 
長田編集長よりー会報誌に投稿する原稿は3月末が締め切りです。締め切り近くに原稿が殺到すると校正・確認にお時間をいただく場合があります。お手元にあれば早めにご提出ください。
 
佐藤常任理事よりーバス旅行の参加・不参加のハガキと振込用紙を本日お配りしています。ハガキはお早めにご提出ください。旅行費用は振込用紙を利用して郵便局での振り込みの他、4月4日(木)の例会時にも受け付けます。